映画 ジョーカー -Joker- 感想!

THE TV SHOW

夢か現実かはたまたTVの中のことなのか?

 DCコミックスが生み出したヴィランであるジョーカーの誕生秘話が描かれるジョーカー単独映画作品。バットマンが生まれるきっかけとなっているところも描かれるのでバットマンとは繋がりがあるけれども、それ以外のDCコミックとの関係性は一切ない単独の主演作品となっている。

 劇場用のCMもDCって最後にロゴが出なければそれこそDCコミックスのジョーカーってことがわかりにくいつくりになっていたと思うしかつこの作品は変なテンションとかで見ると持っていかれそうになる作品ではあると思う。北米の映画館でそりゃあ手荷物検査したり、州軍や警察が警戒したりするわなと思える作品だった。影響を受けるというよりも謎の万能感が植え付けられるような作品だったと思うまるで異世界転生して特殊能力をつけられてその行動次第で世界が動くかのような感覚になってくるというか、気に入らないやつをお掃除してしまいそうになるような感覚。

 だからこそグロテクスやエロティックなR15ではなくてそれこそ、精神的な強靭さが求められるR15だったように感じられるところではあるんだよな。精神的によっているときにこの作品を見てしまうとやっぱり持っていかれてしまう感じであるし幼い精神性ではまた持っていかれるように感じられるし。

 万能感のような高揚感のようなそれが次第に大きくなっていくのは後半からではあるが鬱屈とした前半から徐々に平凡な人間のタガが外れていきジョーカーになり、そこからジョーカーとしての地位を確立していく・・・そのせい攻撃成り上がり撃破まさにジョーカーが一人の一般人だった頃に求めたものそのものでもあるしその高揚感が忘れられれなくなっていく。まさにジョーカーとしての興奮・幸福感がこの作品のラストにはあったといえる。

 精神病を患っていて夢が現実かわからない展開はそれこそ現実感をなくすというか倫理観を揺さぶってくるかのような感じはする。求めた安寧こそがより幻想であるということがよりジョカーの心を堕とすことにもつながっているところではあるし、少しずつ現実から突き放されることによって妄想世界からも突き放されていく様はまさにジョーカーが見る世界はすべてが敵に見える世界であるとその中に引き込むかのようでもあった。

 暗く重く世界がやりとなって襲ってくる作品ではあるのだけれども、その世界に共鳴すればするほどこの作品の見え方というものは大きく変わってくるだろうなと思う。 この世界は輝いていればそうではないがこの世界が暗いのであればより魅力的な見え方のする作品ではあるということができると思う。

 世界が僕の敵となるならば、僕は世界に自らの証明存在証明を打つ立てて味方を作りあげてしまおう。という作品であるといえると思う。

 銃声よりも病院の出口専用ドアが不意打ちでデカい音出してくるからそれに大きくびっくりしてしまったけれどもそれくらいジョカーという内面に引きずり込もうとしてくる作品ではある。まさにTVショー。TVの中の出来事は架空ではあるが現実である。中に入ることもできる外に出ることもできる他人事のようでもあって自分のことのようでもある。まさにジョカーの人生を見るTVショーの作品だった。 
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