劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~ 感想!

雪降る世界に咲く花は

劇場版後編。

 ということで全編から1年の時を経て公開となった後編である「劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~」見に行ってきました。続編ということもあってか本作は全編からそのまま続く形で始まっている作品である。これは全編で監督した古橋さんが2部作通して脚本をしているのと最初は通して監督をする予定であったからというところもあるのだろうと思う。

 後編の監督は城所さんでこれが初監督。当初は加瀬さんだったが何らかの影響によって監督が変更になっている。全体的な演出は前作を世襲しているところが強いのでそこまで前半や後編そのもの監督交代によって変化が演出的な齟齬があるかと言われればそう言ったところは感じにくいかなと思う。

 ただ前半は全体的に明るいノリの作品ではあるから、全体的にシリアスなノリの後編とは受ける印象が違うところはあるかもしれないと感じられるところではあるかな。時折ギャグ展開はお目見えするけれどもそれを全体に影響を及ぼすかどうかは個人的な問題の範疇におさまるだろうと思う。酒乱はもはや伝統劇となりつつあるようにも感じられるところではあるが。

 ということもあって後編は恋愛要素がメインだった。それこそ淡い思いの女学生風味が強かった前編の恋愛要素とは逆に大人の恋愛が展開されれるのが後編の恋愛要素であったように感じられるとではある。

 忍と紅緒の恋愛だけではなく紅緒と冬星の恋愛、忍にそっくりなサーシャとラリサの話と恋愛要素としてはこれでもかというぐらいに後編では詰め込まれているように感じられるところではある。それぞれの話がそれぞれに大きく影響し合いそしてやがて一つの線へと導かれるように動いていくのはそれこそ恋愛作品の醍醐味でもあるだろうと思う。

 すべての思いが万遍なく救われていくわけではないけれども、それぞれの思いの先に本当の心の奥底にいる思いをくみ取る作品ではあったと感じられるところではあるかなと思う。まさしく波乱万丈そのものの恋愛劇ではあったと思うし大団円におさまるとわかっていたとしてもそれこそこの波乱万丈な恋愛劇があってこその物語でもあったかなと感じられるところではある。

 TVシリーズでは描かれなかったラストまでを描いた作品ではあるし、震災も描かれている作品である。後半は結構な量を詰め込んだなと感じるくらいには物語を駆け足気味で進ませていると感じるところはあるけれども、前篇を踏まえたうえで後編はそれらを一気に回収したように感じられる作品だった。

 あくまで物語としての主人公は紅緒なわけではあるし、紅緒を中心としたはいからさんの恋愛劇こそがこの作品であったかなと思うところではある。 それこそ女学生時代から変わることのない紅緒の真っ直ぐさを真っ直ぐにとらえた作品ではあると思うしそれを前面に押し出していたかなと感じられるところではある。
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