櫻子さんの足下には死体が埋まっている 3話 「夏に眠る骨」 感想!

幸福を求めた風景

求めたのは彼の姿

 日本の場合は火葬が一般的だからあまり意識することはないのだけれども、本来人間が死んだら土に埋められて、そこから微生物の餌になって土を肥しそこから植物の栄養になり、植物から動物そして人間へとまた一周する。総てのものが回っているからこそ世界は絶妙なバランスでこの姿を維持している。だからこそ人・生命はもともと永遠の存在であるともいえる。

 そこに誰かがいたということは誰かにも誰かとの繋がりがあっている。今回はその繋がりが自分自身に廻って来たともいえる。こうしてその人の物語が誰かに紡がれたことこそ一番生きた意味が出てくる瞬間でもあるかなと思う。人はそうやって思いを紡いでいく生物でもあるわけで。 
 あの瞬間に思いは紡がれたわけではあるけれども、あの景色を見たのは彼の姿を追い求めたからでもあるのだろうか?

 誰かの意思が誰かを救うこともある。誰かを悲しませることもある。だも決してすべての思いが負ではない。その思いが紡がれることがあるかも分からないけれども紡がれただけでも幸せと言えるのだろう。

 次回 「呪われた男 前編」
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