映画 空飛ぶタイヤ 感想!

誰の為に誰のために戦うのか。

池井戸潤作品最初の映画化

 ということで「空飛ぶタイヤ」見に行ってきました。自動車の脱輪事故に端を発した戦いの物語。自動車の脱輪事故といおうと世間を騒がした大事件が思い浮かぶわけではあるが、本作はそれらをモデルにして作られた作品である。真っ先に思い浮かんでかつモデルにしていると分かるところ。自動車の脱輪事故と言うのは毎年何十件も起きている事故なわけでその事故への警鐘の意味も含まれる作品かなと思う。

 WOWOWで連続ドラマされている作品ではあるけれどもなぜTVシリーズになることなく劇場版へ行ったのかというと作中にも思いっきりそれを出しているところはあるけれども、やはりスポンサーと言う切っても切れない完成性があるからこそ、でも地上波のTVシリーズとしてやっていけるポテンシャルは十分にあると思う。

 人の命を奪った事故。その事故を発端とする真実を巡る戦い。見えない敵巨大な闇との戦いはそれこそフラストレーションがたまる構造となっていると思う。だからこそ最後のなぜこの事故が起きてしまったのか?と言う真実と被害者の為にそして会社や従業員を守る戦いに守るべきものを明かすべきものを掴みとったという結末への安堵と言うものは感情移入すればするほどに強くなっていくと感じられるところではあると思う。 
 
 人生のすべてをかけて感情の人間性のすべてをかけて戦ったからこそ「巨大な闇と言う岩」を動かすことが出来たと思う。メインの登場人物が最初から連携しているわけでもないし、連携をと取って一緒に戦っていたわけでもない、けれども1つづつ壁に当たっていくことによって小さく岩にひびが入ってその岩を動かす壊すことが出来たと感じられる作品であった。
 それぞれの不満がやらなければならないことがたまりにたまった結果がそれこそ膿だしという結果に繋がったのだと思うところでもある。

 エンターテイメントな作品と言うよりもそれこそ実録的な作品であると感じられるところの方が強かったかなと思う。予告とかでは逆転劇とエンターテイメント色を強めていたけれども、個人的にはノンフィクションドラマ色の方が強かったかなと思うところ。

 何のために、誰のために戦うのか?守るべきものは一体何なのか? それぞれの戦いにも立場にも触れつつ展開されていく作品ではあったのでそれこそ感情移入はしやすい作品に仕上がっていたと感じられるところではあるかな。 テーマもこのテーマの掘り下げをずっとやっていった作品であると思うところだ。

 エンターテイメント作品ではないかもしれないがきっちり纏まっている作品ではあったと思うところだ。ラストに向けての盛り上がりもある作品ではあると思うし。堅実に着工された城という感じかな?
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