実写映画 恋と嘘 感想!

恋が嘘を呼び、嘘が恋を呼ぶ

実写版恋と嘘

 ということで実写映画「恋と嘘」見に行ってきました。本作は原作の映像化ではなくて原作よりも少し後の物語りでありスピンオフ作品となっている。アニメとは違うオリジナルストーリー展開がされる作品となっている。原作と同じ物語を実写化するのではなく別の物語を構築するのはそれこそイイメディアミックスの方式だと思うんだよね。 無理していないというか原作度男女逆転を提示したのは制作側でキャラクター変更は原作側が出した要望だそうなので偶然にも嵌った感じは拭い切れない所はあるけれどもこの方式は標準化されてもよいのではないのだろうか?

 原作・アニメにおける主要登場人物である悠介の姪である葵が主人公。原作者がキャラクター簡易的なキャラクター設定を作っているがシナリオにはノータッチとなっている。だから実質的には設定を借りたオリジナル作品となっているように思う。葵が通っている学校と由佳吏たちの学校は同じではあるみたい(制服の色違うけれど)でも3人が出会った公園だったり学校の教室だったりがめっちゃおされ感があってすごかった。 こんなガラス張りの教室わざわざ作る~?と言う感じではある。

 物語としてはは仕舞いは原作を世襲しているところはあるが、アニメとは違い結末(恋の結末)まで描いている作品ではある。一つの作品の収めるためではあるのか原作上の設定なりが削られているように感じる。厚生労働省の職員がそれほどゆかり婚の関係者に近寄って聴取をしていないこと、ゆかり婚を本人たちの意思が尊重されてゆかり婚を破棄することが割合簡単に行われていること、ゆかり婚を蹴ったら後々の人生不利になるという話が出ていなかったこと。大きく違うなと感じたところはこれくらいかな?
 政府通知に関することはかなり大きくその印象を変えているように感じられる。これによって恋と嘘らしい背徳と気持ちの揺れが少なくなっていると感じる部分は強いかも。

 独自で独特の三角関係と原作を表現するのであればこの作品はそれこそちょっと変わった三角関係に収まっていると思う。それこそ長編尺のTVドラマでこれを描いた場合はまたどの心の揺れ動きに対する心象と言うのは大きく変わってくるように感じられるところだ。
 そういった意味ではこの実写版は心情を掘り下げきれなかったかなと感じられるところではある。その揺れ動く微妙な気持ちを出すことが出来れば…と思わずにはいられない。良くも悪くも普通の恋愛劇から抜け出すことが出来なかったというところ。

 葵と優翔と蒼佑の3人の恋愛は綺麗に結末まで語られている。と言うのはアニメ版からしてみるとすごく大きい。幼馴染化政府通知の相手か?パート的に見るとどちらかといえば蒼佑の方が出番や感情変化の時間がとられていたように感じられるところではある。だから優翔の存在はどちらかといえば物語のフック分岐点として使われていたように感じられるところ。だからこそ彼側との物語もより出してもよかったのではないのかなと思う。 自然体で入られることを重視したからこその描写の違いではあるかもしれないが。葵視点の物語としてみると優翔側の物語はもう少し欲しかったかな。

 蒼佑はある種メインヒロインだったようにも感じる。やさぐれから葵にあてられて感情が変化していくことを出せている訳ではあるし友人の為に人生を投げ打ったわけで尚且つそれでもあきらめずに地道な頑張りをしてずっとまっていた訳で、最大のヒロインだったように感じられるところだ。

 優翔は蒼佑といつの間にか(きっかけはあるけれど)仲良くなっていたり、蒼佑が天使的な存在だとすると蒼佑は悪魔的な存在ともいえる。 病気の一件があるのに海外でそれなりの生活をしているシーンばかり映し出されていたのが一番気になるところではあるが、それは短いけれども楽しい時間を過ごした的な意味合いがあるのかな。

 ラストからすると3人の関係は綺麗に回っているようにも感じる。嘘をつくことなく選んだことによってそれこそ様々なものを失ったかもしれないがそれによって大きなものをそれこそ本当の恋を得ることが出来たと思う。

 心理的描写とかこの作品独自の設定とかもっと使いこなすことが出来れば独特の一歩先に出た三角関係を提示することが出来た作品ではあると思うがやはりあと一歩踏み出すことが出来ず嘘と恋に溺れてしまった作品ではあるように感じられたところだ。
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