劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]  Ⅰ. 「presage flower」 感想!

花びら舞散り堕ちていく

三部作第一章目

 ということで劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]第一章「presage flower」 見に行ってきました。Fateルートのアニメ化から11年の月日を経てついに原作の3つ目のルート映像化不可能とまで言われていた「Heaven’s Feel」ルートの映像化作品となっている。また本作は3部作構成になっている。時間としては2時間作品となっているのですべて同じ上映時間構成であるのならば1クール作品として映像化されるということになるかな。

 これは桜と士朗の物語である。こじ開けてはいけなかった扉をこじ開けてしまった物語である。裏切りと死が跋扈する物語。その中で唯一日常を失わない空間、失ってはいけない空間はこれから先どう変化していってしまうのか?ただその場所を守ろうとするが故の行動がそれぞれの運命を大きく変えていく物語である。

 UBWとHFの物語の側面を有し、別次元の士朗の物語が提示される「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い」と同時にこの本編であり士朗の物語でもある劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]第一章「presage flower」の2つが同時に上映しているってすごいことだよ。6年前からfate関連の映像化スピードが異常ってのもあるんだけれどもそれでも似ている側面がある2つが揃うってなかなかない。 士朗・桜・慎二、後綺礼はこの2つの作品にとって重要人物ってのもまたその似ている印象に拍車をかけているように感じられるところではあるのだろう。

 本編そのものの物語の長さも存在するが本作もぎっしる詰まった構成ではあるが、間延びした長さというものは感じられなかったように思う、シリアスでどちらかといえば重苦しい雰囲気がずっとまとわりついている作品ではあるけれども本編削物はまとわりつくことなくスムーズに展開されていたように感じられるところだ。

 音楽も今までのFateやUBWとは違う雰囲気を持つ作品だからかそこまで逸脱することはなくあっていたように感じられるところ。もう少しSEがあればと思う。現状剣戟少ないからそう感じるだけかもしれないが、TVシリーズではかき消されてしまいそうなライダーの鎖もうまく鳴っていたし、セイバー・バーサーカー戦とか序盤でそれぞれのバトルテーマ曲があればなおよりよかったかな、だが本枠は嵌るシーンも多かったと思う。

 戦闘演出もufo制では気になることも多い一瞬の止めやスローモーションも感じられたのはCMでも使われているランサーがゲイボルグ取るシーンぐらいだったの戦闘シーン的には歴代ufo×型月製では一番スムーズに戦闘シーンこなしていたように感じられるところ。GE辺りからこの戦闘シーンへの方向性へと舵を取ったように感じられるところではある。

 セイバー・バーサーカー戦、ランサー・真アサシン戦、セイバー・ライダー戦、ライダー・真アサシン戦・臓硯+臓硯キャスター・セイバー+アーチャー戦が展開された戦闘だったけれどもやはりライダーと新アサシン戦が一番時間を取って演出されていたと感じるしランサーの兄貴の最初で最後の戦いということもあって力の入った演出が行われていたように感じられる。あの走り方はあのシーンにおいてとてもシュールではあるが。あっという間にライダーキャスター・小次郎アサシンがいなくなってしまうというのもなんだか勿体ない感じもしてくるところ。

 それでも本編では今まで日の目を見ることのなかった新アサシンや臓硯に後ろ姿ではあるが魃とアニメにはスピンオフばかりの登場となっていた人物が本編のアニメにようやく登場することが出来たのは僥倖である。一番はこの作品のメインヒロインたる桜のJC時代から本編開始前の高校入学時代をアニメとして見ることが出来たのは非常に大きいように思う。しかしながら中学3年から高校入学までに一体何があったんだというところもあるけれど。

 慎二はどんな世界どんな世界線においても慎二というのは安心できるというか悲しくなってくるというか。綺麗なころの慎二は一体どこに消え去ってしまったのかというところもあるけれども家まで押しかけてきた時の慎二は士朗は殴ってもよかったように思える。

 桜と士朗の歪な関係性の提示は本作における肝だったように思う。お互いに直接的な言葉には出さないけれどもそばにいてほしい、お互いの日常を守りたいという気持ちは共通している。だけれどもお互いにそれと場別な方向へと足を向けている。近いんだけれども遠いような関係。ラストシーンになるただいまもなんだかすごい儚げではあるんだよね。あっさりと壊れてしまいそうな消えてしまいそうな、だけれどもそれを無くしてしまったらもうお互いに今までのすべての関係が無くなってしまう。それらをOPである前日譚と共に本編全体で語っていたように感じられる。

 綺礼が麻婆豆腐食べているところって何気にアニメとしても貴重だよね。今までのシリーズではあまり描かれていないわけでこのシーンだけやたらと毛色が違う感じがしたのは気のせいではないはず。
 この作品で地味に絡みが多いのが桜とセイバーである。今まではとんとカラミのあるシーンは少ないけれども一番2人だけのシーンとか喋っているとかが多い。

 一つの落としどころとしての桜の元へ帰ること、続き物として聖杯戦争で暗躍する物たちへの伏線。と一つの作品としての落としどころと続き物としての落としどころの兼ね合いはよかったと思う。
 次章はイリヤメイン。歪なきょうだいの関係がメインとなってきそうだ。

 3部作すべてが吐き出されるまでどれくらいの時間が掛かるかは分からないけれどもこの密度でラストまでやりきってくれたらと思う。でもこのシリーズが終わったら本編のアニメ化はすべてやったことになるんだよな。そう考えると寂しい。そうなったら制作上の都合でなくなってしまったイリヤルートをアニメにすればええと思ったけれどもまずはFate/hollow ataraxiaのアニメもあるか。でもイリヤのパンフでも言われていたようにいつか真かつ神イリヤルートを見たい。 最後に何かしら出てくることを期待したい。

 劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel II. lost butterfly 2018年公開
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

メテオ

Author:メテオ

検索フォーム
最新記事
カテゴリ
カウンターその1
月別アーカイブ
RSSリンクの表示