実写映画 心が叫びたがってるんだ。 感想!

卵の中で鳥は空に羽ばたく夢を見る

実写版ここさけ。

 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。から続く超平和バスターズ実写化作品の2作品目。あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。はTVドラマになったけれどもこちらは劇場版となっている。超平和バスターズすべてがアニメと実写を経験しているとなるとこれから先に展開される予定である秩父物語第三弾もアニメと実写両方の映像を見ることが出来る作品となるだろうか?

 実写版ここさけはそれこそアニプレックスも本格的に関わっているメディアミックス作品となっている。アニメ製作会社が実写作品に関わることも多くなってきた。海外配給や海外作品を配給できるようになれば大きいだろうし、この流れはより加速していくだろうし尚且つ製作業界の再編成というのは波として大きくなってくるかもしれない。

 大きな流れとしてはアニメ版と変わってはいない作品となっている。実写としての差別化としては作品そのものからは図られていないと感じるところ。熊澤監督がアニメというファンということもあってかあくまでアニメを実写に落とし込んだ作品となっているように感じるところ。
 アニメのファンにこの作品を見てもらうという意図よりもアニメ版を知らない人に見てもらいたいという糸の方が大きく感じられたところだ。

 大まかな流れは原作通りの作品ではあるが細かなところは実写オリジナルになっている。作品としてはあまり感じられないけれども順から拓実へと主人公が変わっていることによって、順に呪いをかけたたまごの王子が登場していない。原作としては線が弱かった拓実から菜月、菜月から拓実、大樹から順への気持ちの線が強く出ている。またラストシーンが大きく変わっていて実行委員4人で叫ぶシーンになっていると同時に、大樹の告白シーンも変わっている。
 ふれあい交流会の規模が原作よりも上がっていて他の参加者もおり、なおかつ会場が体育館から実在する秩父宮記念市民会館になっている。 なのでミュージカルの演出がちょっと違う。順が真っ直ぐ舞台にやってこれないという不具合が発生している。また順と泉の和解を舞台上で直接的にやっているというのは大きいかな。

 気になった違いというのはこれくらいになるはず?。拓実の家族関連の話も展開されるが家に行くイベントとかが無くなっているところもある。これは全体的な尺の都合ではあると思う。クラスの話も展開させていた部分もあるアニメ版に対して実写版はあくまで4人の物語としての意味合いを強めたように感じるし大樹と野球部の話は完全に残っているのでよりそう感じたところだ。

 やはりアニメ版を知っているかどうかによって物語の印象は強く変わる作品であると思う。要所要所にオリジナルのシーンや脚本ものを変えている訳ではないので寄りこの作品を実写として魅せるためにはそれを入れてもよかったんじゃないかなと思うところだ。実写ならではの演出というのも強めてよかったかもしれない。

 アニメオリジナルから実写になるという作品はまだ数少ない方だからか実写としての強みがより出ていたらなぁと感じられた。アニメからの落とし込みとしてはきちんとできていたと感じるところではあるけれどもそれ以上の強みは欲しかったように思う。それこそ原作からアニメになった時にアニメが原作と違う方向にいかないか見る=確認作業をしているような感覚に陥ってしまう所はあったように思う。 
 超平和バスターズがアニメだけではなく実写を作ったらどうなるのか見て見たくもある。
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