劇場版 ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です! 感想!

知られざる物語

ガルパンOVA

 ということで本編であるTVシリーズの合間を埋める作品「ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!」を劇場へ見に行ってきました。 配信もされているけれどもやっぱりこの作品は音響の観点からぜひとも劇場で楽しみたい作品だったので劇場へと足を運びました。

 本編では2回戦は約5秒で終わってしまうという扱いを受けたけれどもついに本当の戦いの内容が明かされたOVAとなっています。 劇場版も同時並行して制作されているけれどもこちらの方もTVアニメ1話分の時間オーバーをしてのOVAとなっているだけあって十分以上の力が入れられていることが分かります。
 
 同時並行ということもあってか本編としては初めて鈴木貴昭さんが脚本を担当。DVD特典では脚本をやっているので順当に脚本を担当したというところ。 コンテはカトキハジメさんというガルパンとしても異色な感じのOVAになっているように思う。
 異色と言えばパンフレットに大洗のグルメリポートとお店の紹介がされているのも異色だなと。世界中のパンフレットを明後日もグルメレポートとお店紹介が乗っているパンフレットは数えられるほどしかないのではないのだろうか?

 本編はいつも通り。というかあんこうチーム以外のチームにスポットライトが多く当たっているのが特色かな? バレーチームだったり一年生チームだったりの内情というか戦闘中の様子やどうやって他のみんなは上手くなっているのかが描かれたのが得直であるように思う。 このときはチームに入っていない自動車部・風紀委員・ネットゲームの3チームの様子もチラリ?と映ったりとどちらかと言えばあんこうイガイノチームの為にこの作品はあったように思う。

 その中では歴女チームが一番優遇されて出番も多かったかなと。カエサルの知られざる一面や交流関係に4人の普段の暮らしっぷりが垣間見ることが出来たのはよかった。 地道な練習あってればこそ大洗チームが全国優勝まで勝ち取ることが出来たのだろう。 見えないものが見えてきた感じがして何とも言えなかった。

 アンツィオはようやく日の目を見ることになった。いい意味でおバカな子たちばっかりでそのままというかイタリアらしい(?)学校ってな感じがなんとも。 優花里の潜入作戦がばれることなく完全完遂していたし。それこそアンチョビの作戦をより忠実に再現することが出来ていれば大洗は勝ち進むことが出来ていなかったかもしれない。 意外に策士なところがあるだなんて今までの描写では分かりませんからね。 そういったこちら側の見えない部分を見ることが出来たのもよかったところ。
 名前ありの新キャラはカルパッチョとペパロニ。 カルパッチョはアエサルと友人関係にあったりアンチョビは桃ちゃんに本名呼ばれていたりと横の繋がりが見えたのもよかった。

 何気に生徒会の交流関係がかなり広いことが確かになったけれども、やっぱり学園艦の生徒会同士連携していることも多いのだろうか? 月1ぐらいで会合を開いていたりしているのかもしれない。 その辺りのところは前々描かれていないわけだけれどもそういった繋がりがあるのならば見てみたいなぁと。

 試合の方は迫力がしっかりとあってよかったなぁ。 カトキさんはTVシリーズを見ていたらしくTVシリーズの演出がしっかりOVAにも受け継がれていたのはよかった。 FPS視点とかもうね。 あとⅢ号突撃砲F型とM41の一騎打ちのシーンは何とも言えないというかすごい。 現実では見られないであろう戦いがこうして描かれていることもそれ以上に敵に汗握る攻防と迫力が合ってもう言葉が出ないくらいだ。
 CV33の復活とかこういったOVAだからこそ描くことが出来たかもしれないシーンが満載だったのはよかったところ。

 地味になぜアンツィオは決勝戦に姿を見せなかったのか?の解答も描かれていたけれどもまあ納得というからしいかなと思うところ。 OPに変化はなかったけれども、EDはアンツィオ仕様だったのは意外優遇されていますな。
 劇場版の予告も少しだけやったけれどもまたダージリンたちと戦うとは一体? 最後の最後に爆弾はなったケンジだけれどもどうなるのか楽しみだ。

 ほんと音響の力もあって劇場で見るべき作品に仕上がっているように思うところ。 長編劇場版の劇場版がどうなるのかは分からないけれどもこのスタッフなら安心して見ることが出来そうだ。

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