映画 LOGAN/ローガン 感想!

その手が見つめるもの

Xシリーズ・ローガンの終幕

 マーベルであってアヴェンジャーズとは現状一線を画しているXメンシリーズの主役の一人ローガンを主役にしたスピンオフ作品でありヒュー・ジャックマンが演じるウルヴァリン最後の作品である。 しかしながら自分はXメンシリーズには全く手を触れてこなかったし、マーベルコミックス出身作品も触れているのはスパイダーマンぐらい、アヴェンジャーズにも触れてこなかったから本当にまっさらな状態といっても過言ではないウルヴァリンとの最初の出会いの作品である。

 そんな状態でありながらもなぜこの「ローガン」見に行ったのかというと、それでも何か気になる部分がポスター的にあったのは事実であるしこの作品に「The Last of Us」っぽさを感じたのも事実である。
 それでもこの作品を楽しめるのかというところではあるけれどもプロフェッサーとウルヴァリン・キャリバン以外は基本的に本作からの登場人物が占めている訳であるし、ウルヴァリン視点から基本的に物語は進行していくがローラ視点から見ることも十分可能であるからだと思う。

 戦闘シーンはPG12になっているだけあって激しく首が飛びまくる。というところもあるがやはり激しく飛び回る切りまくるのが本作の一番の魅力的な戦闘シーンになっているだろうか?グロテスクナシーンもそれこそ存在するわけではあるがそれ以上に激しい格闘シーンがそれを覆い隠すかのような作品になっていたように感じるところだ。

 力を失い老いが迫り、死期そのものも迫ってきているローガンの元に必然的にやってきた謎の少女ローラ。物語は2人を軸にして展開されていく。その出会いはそれこそ見れば見るほど運命のようにも必然のようにもさらには鴨の悪戯のようにも感じられる出会い。

 最初はお互いに信頼することもなく、お互いの表面の分厚い装甲をぶつけ合うだけの存在であった2人が旅を通していくにつれて徐々に手と手を手繰り寄せていく姿は正しく親子というか運命の糸で繋がれているように感じられる作品であった。お互いに意思疎通をすることを拒んできたようにも感じられる序盤からゆっくりと変わっていくのは家族関係を知らないからこそともいえるがそれでもつながることを最終的に選んだのは「親子」であるからだろうか?それ以上の繋がりがこの2人の中に生まれていたからこその物語が展開されていたように感じられるところではある。

 一人の男として父親としてこの作品のローガンを見るとそれこそダメなところばかりではあるのだけれどもそれでも父親としての姿を見せていた部分もある、最後の突撃もそうではあるがやはりローラの心を揺り動かしたのはチャールズを献身的に介護する姿であるだろうと思う。なんだかんだ言いつつも最終的には守るべきものを守ろうとする姿これこそがローガンであり父であり一人の男としての姿であると感じたところだ。

 この作品内で何度か言及されてきた「エデン」ミュータントにとっての楽園は本当に存在するのだろうか?ローガンは夢物語だといっていたが、新世代のミュータントであるローラたちが築き上げていくのがエデンと呼ばれることになってくるのではないのだろうかと思う。 夢物語をいつか本当にすることもエデンというかXメンのコミックノ意図として含まれているだろうし。

 ローガンの物語の終幕。幾度となく死を望んできたからこその終幕。シリーズから登場しているキャラクターはこの作品を持って終幕を迎える。それが終幕物語に幕を下ろす故での絶対的なことであって、不死の強さの象徴が死ぬということは物語を終える上で避けられなかったと思う。

 ローガンが見せた最後の物語。それは時代に希望を託したようにも見えるし人間らしさを最後まで見せた物語ではなかったのだろうか?言葉で語るだけではなく己の肉体のみだけでもなくすべてが集約された感がれ場考えるほどに何かを見つける作品であったと思う。
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