実写映画 サクラダリセット 前篇 感想!

意味を成す再生と荒廃

過去を取り戻す - 前篇

 ということで「実写映画 サクラダリセット 前篇」見に行ってきました。 原作小説は2009年から12年にかけて、前回のコミカライズに関しても11年に展開されたこのサクラダリセット。完結から5年以上たった今なぜメディアミックス展開なのか?というところは正直このメディアミックスを知った時は驚いたし、やるんだったらコミカライズしていたころにするんだとばかり思っていた作品ではあります。でも5年以上たったこの作品が今新たな光を浴びることはいいことではあると思うし、こうして過去に埋もれてしまった作品を新たな日の光に当てていってくれることは正直どんどんやっていってもらいたい。 原作展開が終わったとかの理由で埋もれさせてしまうにはもったいないんですよ。そんな作品いっぱいあるからこそこのサクラダリセットは最初の一歩になっていってくれれば。

 前後編の2部作で描かれる本作品は一つの山場としての物語を前篇は前篇で、後編は後篇でまとめ上げるように作られている。ある意味前篇と後篇では物語そのものがリセットされて大きく切り替わるといってもいい。橋渡しはされている訳ではあるが落としどころとしては一つの事件をきっちりと解決している形になるかな?
 それでいて前篇は後編に向けての一つの巨大なるプロローグとしても作られている印象だ。まずは基礎的な要素を魅せたことによって情報の把握が行われてその先の後編によってその情報の応用編が展開される。総てが完結に向かっていく為の展開がなされていたように感じられるところではある。

 序盤から基礎的な情報量は多く尚且つ時間がリセットされていくことによって時間展開が目まぐるしく変わってくる。現状でも能力の組み合わせを使っているのでその辺り考えながらきっちり見ていかないとついていけない部分は多少なりと存在しているようには感じられる。

 ミステリー作品としてこの作品はしっかりしており綺麗にひも解かれて一つ一つすっきりしていく作品であると思う。謎が謎を呼び消えていくわけではなく世界が広がっていく一つ一つが一本の糸で繋がり綺麗にひも解かれていく作品だと思う。時間的にも全体の構成としてのんびりと間延びした展開をすることなく飽きさせない作りになっていると感じられるところだ。一つ一つ小さな積み重ねが前篇のラストに繋がっていくラストはどんでん返しというよりもやはりここに繋がるよね。というところではあるのだがそこに繋がるまで緊迫感や緊張感はなかなかに感じ心地の良いものだったと思う。

 基本情報が出揃うとそこからさまざまなものが組み立てられるというか広がっていく作品ではあるしそれがなんというか作品の良さにも直結しているように感じられるところだ。
 ケイを中心とした人間関係も広がっていくというか絡み合いながら物語が展開していく。登場人物それぞれがケイを中心に繋がっているからこそ登場人物がどのようにケイト絡んでいくのかも物語の中核の一つであるんだろう。

 ケイと美空、ケイと菫この2つの関係は対になっているように感じられるところだ。特にケイと美空の関係は後半に大きく響いてくるのだろうし菫の復活は、それこそ美空の存在そのものに大きな影響を及ぼすことになるのだろう。3人の人間関係は菫の復活というポイントによって大きくすれ違っていく。従順になってしまった美空が変わっていく。恋愛的な要素ではあるがそれではない何かがあるようにも見える。

 魔女編とも呼ぶべきこの前篇、後編ではサクラダリセットそのものに焦点が当たっていく。少しづつ大きくなっていく問題をどのように解決していくのだろうか?すべての決着点はどこに生まれるのだろうか? その咲にサクラダリセットの本質が隠れているかもしれない。

 次章 サクラダリセット 未来を祈る - 後篇 2017年5月13日 公開
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