映画 マイマイ新子と千年の魔法 感想!

時を超えても変わらずにそこにあるもの

リバイバル上映版

 ということで「この世界の片隅に」のヒットを受けて片渕監督の劇場版作品の前作である「マイマイ新子と千年の魔法」のリバイバル上映が始まったので見に行ってきました。アニメ作品のリバイバル上映というのはかなり規模としては小さい印象があるので「君の名は。」や「この世界の片隅に」と言った作品の後押しを受けてアニメ作品のリバイバル上映作品も増えていってほしいと思う。
 この世界の片隅にも小規模公開から始まっているしこのマイマイ新子と千年の魔法もひっそりと上映されていたというのは2作続けて同じような道を歩んだという不思議な繋がりを感じるところ。この作品マイマイ新子と千年の魔法がきっかけとしてこの世界の片隅にの制作が始まったわけではあるしこうなるのも運命ではあったのかもしれない。

 今と過去を行き来しつつ「友情」に物語の焦点を当てた作品かな。1000年前の物語と1000年後の物語がリンクしつつも戦後10年の混迷期に咲いた友情の物語。ファンタジー要素が1000年前の物語として入り混じってはいるが、お互いがリンクすることによって1000年間も決して変わることのない友情が描き出されていたと感じるところだ。

 新子の空想として1000年前の平安時代の物語は描き出されるわけだけれども密接なリンクというわけではないのでもう少し個人的には密接なリンクが欲しかったかなと感じるところではある。でも新子の空想が本当にあったかもしれない物語として出てきて尚且つ1000年後の友情関係に影響を与えているというのはまさに「千年の魔法」ともいえるわけではあるしそして作品タイトルとして引っ掛かって世に出されるというのはこの作品が押し出したい要素を的確に反映させたと言えるところではある。

 出会いや友情を築き上げるまでしっかりと描かれていると思うしその時代だからおこりえる美人局による自殺とか(当人たちの反応を見るとそうではないのだろうが)それに伴う別れとかは出ていると思う。友情が本当のものになるまでには時間がかかるけれどもそこまでに得たものは何よりも替えがたいものになる。明日を笑顔で過ごせる為の力になる。それが一番強く出ていたかなと感じるところだ。

 大人たちの問題はそれこそ上記の美人局とか1000年前の引っ越し事情なり病事情なりで出てくるわけではあるが子供たちにとってそれは関係ないことである。だからこそ事もたちから見た事情は描かれなくても子供たちなりに朝エおw顔で過ごす為に奮闘することが描かれていると感じる作品ではあったと思う。

 片隅やマイマイでもそうではあるがアニメーションエンターテイメントとしてはそれこそ派手なものがあるではないけれども、堅実なものを堅実によりそこに意味を持たせた作品をうまくアニメーション化していると感じられるところではある。だからこそより多くの秘湯に受け入れられる土壌が作品自体に備わっているわけではあるがより耕されたのがこの作品たちであると感じるところだ。
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