劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-  感想!

記憶に価値はなく、思い出に価値がある

アインクラッド編集大成的作品

 ということでソードアートオンラインシリーズの最新作たる「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール- 」見に行ってきました。1・2期の4クールを経ての劇場化。アクセルワールドは原作を踏まえても未来視されたストーリー展開がなされていたわけだけれども、本作品は1・2期を経たTVシリーズの直下に位置づけられる作品になっており、TVシリーズを見ただけでも楽しめる作りにはなっているし、アリシゼーション編と1・2期を繋ぐ橋渡し的な位置にいる作品となっている。

 ストーリー展開としてはアインクラッド編の集大成・本当の総まとめ的な作品になっていると思う。あのSAO事件を経てキリトたちの変化と過去が再び迫って来た時そして過去が無くなった時キリトたちはSAO事件とどのように向き合っていくのか…。総ての始まりであるからこそ再び展開され本当の幕引きを行なったようなストーリー展開であったと感じるところだ。
 キリトたち有名プレイヤーではない名もなきプレイヤーたちの話も語られるのも一つの特徴であると感じるところだ。

 劇場版ということもあってかアクションシーンは全体を通して数多く入れられていてJ回数を重ねることによってアクションシーンの派手さも増していく仕様となっている。また本作のオリジナルキャラクターユナがqAIアイドルということもあってか楽曲も多くほぼほぼ鳴りっぱなしだったというのはアクションシーンもそれ以外のシーンもより際立たせるという意味ではよかったと感じるところだ。ユナの曲で梶浦さん作詞作曲のものは分かりやすかったかな。それくらいには音楽の力も兼ね備えてくれていたのはよかったと感じるところではある。

 オーディナルスケール内で登場したアインクラッドのボスモンスターたち。未実装で出ることもなかったり作中で語られていない層のモンスターも登場しているのでこれからのメディア展開の際には大いに役に立つだろうと感じられる。早く第一層から100層まで0から攻略していくゲームがやりたくて仕方ない。これだけ今回のオーディナルスケールでボスモンスター投入されたんだからぜひとも作り上げてほしいと切に願う。

 エイジは名もなきプレイヤーの立場から、徹大教授は被害者遺族の立場からアインクラッド・SAO事件を見ているというのはやはり集大成的な感じがあると思う。 エイジも徹大教授もたった一人を取り戻す為にこれほど大きなことをするというのも記憶にすがったからこそでもあると感じる。 
 自ら動いた攻略組に比べると動かなかった他のプレイヤーは憤りを感じるだろうしまた逆もしかり。家族は家族でまた動くことのできない憤りがあるわけでその不満にARとAIを使った人体実験によっていなくなったものを疑似的に生き返らせる。それはある種技術を使うというのは自然な彼らの帰結であると思うし、現実世界でもいつかそれが実現することになるかもしれない。
 記憶のことに関して言えばアスナ家でアスナがキリトに対していったセリフこそが総てを指しているように感じられるところではあるかな。

 本作のラスボスことアインクラッド第100層ボスモンスターとの戦いはまさに圧巻。激しく動いて激しく戦い激しく魅せる。そんな戦闘シーンが繰り出されたのは想定外だったしかもSAO・ALO・GGOの主要な仲間たち全部集めてきて壮絶な戦いを繰り広げるというのもクライマックス感あってよかった。アスナにユウキがついているというのもよかった。

 しかしながらこの100層のボス、ボス自身もチート。ビーム攻撃と世界樹のしずくによる超回復・高濃度の防護壁を持っている存在であるが、今回プレイヤー側もSAO・SLO・GGOの超混成チームレベルカンストに近いパロメーター振り切っていて尚且つSAOの制限がない(魔法や銃器の仕様が出来る・デス=死がギリギリ回避できる)がないチートの戦いだったから勝てたけれども、本編SAOでの仕様のまま突き進んでいたら100層のボスは「ソードスキルのみ」の「デス=死」の状態で戦わなければならなかった。となるとこれSAOの仕様の状態で勝てるんだろうか?ムリゲーなんじゃね?としか思えなかった。これどうやって勝つつもりだったのだろうか茅場さんは…。

 ユナの存在はある種キリトと共に大きな存在だと思う。言うなればALOにおけるユウキと同じぐらいかな対外的に言えば。ユナはSAOの名もなきプレイヤーの一人であったが詩で他のプレイヤーたちを癒す存在であった。キリトたちも出会っていた。このあたりのことはいずれSAOプログレッシブで描かれるだろう。 名もなきプレイヤーだからこそ大きく語られることはないがそこに存在したと位事実は変わらない。名もなきプレイヤーではなくSAO事件を解決に導いた一人としてユナ(悠那)はそこに存在していたと思う。ゆえに彼女たちの存在は決して忘れ去られるものではなく誰かの思い出として生き続けていくのだと。

 キリトとアスナの関係が少しづつ進んだわけだけれどもそういえば劇中でキスシーンらしいキスシーン見せたのはそういえばあまり記憶にないなぁ。親紹介も済ませたわけだしキリトはもう身の上を固めなければならない時期に来ているような気もしないでもない。

 まさにアインクラッド編の集大成的な作品であり、VR・ARを通じてMMOひいては人との繋がり・可能性を見出す作品のまとめとしてこの劇場版はあったように思う。アクションもあり物語も中弛みしないように作られていた作品であった。アニメを3部作としてドンとど真ん中を貫きまとめ上げたと思う。
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