映画 甲鉄城のカバネリ 後編 〔燃える命〕 感想!

恐怖を燃やすもの

2部作後編

 ということで続編に向けた総集編作品「映画 甲鉄城のカバネリ 後編 〔燃える命〕」見に行ってきました。後編は7~12話までの物語での総集編。物語のボスとなる美馬様との対峙そして対決。前篇冒頭に挿入されていた新規シーンに通じる新規シーンが展開される形となっている。前半部分はカットされた部分があまり目立たない仕様だったけれども、後編は打って変わってカットされた場所が多いかなと感じるぐらいには編集された形となっている。

 やはりBGMやSEの音関連のことは後編においてもよりリファインされたと感じるところではある。OP話でOP曲を挿入歌として使っていたからよりそう感じるところではあるのかもしれないが、休息回における挿入歌もTVシリーズでは強く押し出されるかのように使われていたが、本作では序盤ということもあってかそこまで押し出されなかったと感じるところだし、金剛郭での戦いにおけるBGMはより強く押し出されていた形になっていると思う。

 前回は主役らしい主役のいない総集編ではあったが本作はやはり美馬様の為の総集編だったように感じられるところだ。美馬様が無名や生駒が出会う道を作り出したわけでもあるし、甲鉄城が今の甲鉄城になるべくして成した最初の引き金を引いた人物であるからであろう。
 新規シーンの追加によってこの総集編が誰が語り部なのかというところが出てきたようにも思う。無名が無名から穂積に戻ることが約束されるまでの物語。戻るための物語でありそれを手に入れた約束。その物語だとするならば無名の語り無名視点からの物語としして編集されていたかもしれない。冒頭の独白も併せて考えるとよりそう感じるところではある。

 EDカードは今回も完全新規。前回が黄金パターンのコンビ組み合わせだとしたら今回は意外な組み合わせがメインノパターンだったように思うところだ。侑那と菖蒲の組み合わせが意外過ぎてなぁ。確かに身を挺して護ったりしたけれどもこういったエンドカードで出てくるとは思っていなかったからよけいと。

 本編そのものはそれこそ美馬様尽くしだったわけではあるが、それによってより美馬さまの内面的な弱さが寄り演出された感じになっていると思う。それによって弱さを乗り越えた強さを得た生駒との対比がより強く出ていたように感じるところだ。
 内面的な良ささを隠しつつ自分自身を強く見せた美馬。恐怖屋自分自身が弱い・精神的な弱さを隠した美馬のこの一面は強さと言えるのだろうか? 恐怖に負けて美馬を襲った父親と美馬はある種根っこは同一の存在ではあるんだよな。お互いにそれを認めようとしていなかった、からこそつもりに積もった念が金剛郭崩壊という事態を生み出すことになったわけではあるが。
 己の感情を出すタイプだったら世界は大きく変わっていたかもしれないなぁ。しかしながら金剛郭にいる家臣たちが将軍派閥なのならば美馬への傷害事件はどのように伝わっているのだろうか? 美馬への風当たりは強いわけだし、傷害事件以前の親子関係から再び金剛郭に返り咲くまでの物語りを見てみたいところだ。

 前回の新規シーンは冒頭だったけれども、今回の新規シーンはEDの後、TVシリーズでは描かれなかった部分が描かれている。それによって前回の新規シーンの時系列がTVシリーズの後であることがはっきりした形に。また緑の石が無名に手渡されている。緑の意思を止めているベルトはやはり美馬が付けいてたベルトだろうか? 新規シーンでは無名と生駒の約束が絆にもなりまた約束を超えた宿命にもなったように感じられたところだ。これから描かれる新作はこの約束が果たされるのかというところも描かれるだろうか?
 菖蒲に最初におにぎりもらえなかった来栖の恋路も描かれたりして?でもこのシーンを意味深に解釈しようとするならばいくらでも解釈することが出来るから来栖に幸せが訪れることを期待したいところではあるけれども。 紅葉が咲き乱れていた土地なのには意味があるかな?稲穂も出てきているし。

 一つの作品づつとしてしっかりと総集編らしい総集編をした作品であると思うし、なおかつ2つを一つの作品としてみると続編への布石を打ち込んだ作品であると感じるところだ。国の中心地が崩落している状況だし続編という物語の続きをどう描くのか難しいところの方が大きいように感じるところではあるがそこはうまく乗り切ってほしいところ。1つの意味と2つの味を持たせた作品であったと思う。
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