映画 ポッピンQ 感想!

勇気をもって一歩前へ!!

東映久々のオリジナル劇場用アニメーション

 ということで「ポッピンQ」見に行ってきました。東映が関わりのある劇場用オリジナルアニメーションとしては「楽園追放」以来約2年ぶりの作品となる。公開予定日が前倒しになるという異例の対応がなされた作品でもあるし、東映としてはスタッフ・キャストが若手で構成されているという東映の時代を担った作品であると感じるところである。

 プリキュアのEDや劇場版プリキュア等におけるCG制作によってノウハウを持っていることも重要ではあるのだけれども、手書き主体のアニメーション制作会社(単独)において東映のCG技術は頭一つ抜き出ている印象があるんですよね。個人的に。アシュラやこのホッピンQではキャラクターデザインや原作のデザインに近いCGを披露しているし、聖闘士星矢ではアクション性の高さも見せている。モーションの繋ぎもそれほど違和感を感じないし、CGメインと比べてしまうとまた違うけれども。 この作品にしてもプリキュアにしてもそうだけれども東映は将来的にCGオンリーに近い状況にアニメーション制作が切り替わる可能性を見据えているのではないのかなと感じるところだったりする。

 ということでモコモコ服を着ていても、ダンスの心得を手に入れてモコモコではなくなっても、小さなポッピン族の姿でもこの作品のCGダンスシーンはスキなんですよ。終盤のみだと思っていたからそれこそOPでこのダンスシーンをぶち込まれたら確かに困惑はしてしまうけれども、技術力の向上を確認するだけではなくて見やすいものになっていたなと感じられるシーンだった。個別でバラバラに踊るとかそれぞれのダンスの個性が出ているとかここ最近だからこそより表現できるようになってきた要素でもあると思う。

 「勇気をもって一歩前に進みだせば世界は変えられる。世界が違って見えるからこそ自分自身も変えられる」というのがこの作品としての神髄だったように感じる。15歳という大人と子供の中間だからこその悩み・現実という壁にぶち当たった少女たちが自分自身と自分自身と近い存在の力によって少しだけ勇気を持って前へと歩いていく話であったと。

 後ろ向きだった少女たちが少しづつ前へと向いていくその姿は子供たちの為の作品という側面を強く映し出していたようにも感じられるし、全体的な要素は大人たちにも見ることが出来るように作られた作品という面を映し出していたように思う。その相反する2つの要素はお互いに二人三脚をしていたように感じられる。時にはどちらかの足が止まりどちらかの足が前へと進まなくなるけれども、波長が合えば一気に前へと進むことが出来る。そんな2つの要素が全体的に濃く流れる作品ではあったかなと。

 約92分ほどの物語の中では5人とポッピン族に対するアプローチをするには時間不足だった感じは否めないかな?同位体とはいえもっと同委たちのホッピン族に対するアプローチを掛けられたのではないのだろうかと思うんもと、ヒロインたち5人の個々の内側の問題や絆と言ったところにもアプローチを掛けることが出来たのではないのだろうかと感じるところだ。ところどこでもっと上映時間があればその辺りもっと深く掘り下げることが出来たのではないのだろうかと感じるところではある。

 ヒロインたち5人の問題が総て解決されたわけではない。現状維持というか変わりたくないと思う自分自身との対決が行われたのは沙紀だけであって、他の4人はそこまで自分自身の問題に自分自身と向き合って解決したとは言えない感じであると思う。一人伊純だけは自分自身と対決することなく自分自身に対する問題の解決口を見つけたとは思う。

 蒼・小夏・あさひは問題を解決したというよりは解決の糸口まで示されたという感じであって根本的なものは伊純も含めて出し切っていないと感じるところではあるかな。 黒沙紀がラスト部として出てきたのは選ばれたからでもあると同時にあの時点でhくぁ仲間との心の距離が一番あったからだろうと思う。 誰が選んだのかというよりは5人全員の黒は存在したと同時に黒沙紀に吸収された形になるかな?

 一番気になるのは「レン」の存在そのものではあるけれども一体何者であったのだろうか?伊純の黒いもう一人の存在かと最初は思っていたのだけれどもそうではないみたいだし、人間ではない存在であるような印象もするところであるし、黒い存在その元対峙してそれに負けたとするならばレンが停滞している存在としてもおかしくはないかな?

 ダンスの為も1時間半。としてもかゆいところが残ってしまったかのようだ。この作品すべてで撮り尽くすことは出来ないからこそもう少し掘り下げるべきところもあったように感じられる。そもそも続編が予定されていたのだからそっちに移行する部分も少なからずあったのかなと思う。

 ラストで示された「続編」の存在。高校生-春-現実世界での出来事。新たなキャラクターたち。TVか劇場版か分からないがそもそも現実的にこの構想が世に出てこれるかすらわからない。だが出した以上は世に出してほしいと思う。続編の構想部分を見る限りはダンス要素を残しつつ世界全体的な物語へと移行していくみたいだし、ここで映画では掘り下げきることの出来なかった要素をより出して行くことになるのだろうか?

 出されたものは完璧な未来ではないが、見据えた未来であった作品であるように感じる。そこには荒野が待っているのかもしれない輝く未来なのかもしれない。それは分からないがそれに向かって走り出すための作品であると思う。
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