映画 暗殺教室 365日の時間 / 殺せんせーQ! 感想!

忘れられない思い出を

TVシリーズ総集編+新たなる暗殺

 ということでTVシリーズ2クールを総集編の作品として劇場アニメ化した「劇場版暗殺教室 365日の時間」とスピンオフ作品のアニメ化である「殺せんせーQ!」見に行ってきました。この手の作品は2週間限定が多いけれどもこの暗殺教室に限って言えば参集間限定というちょっと違った形。渚とカルマ視点から見る新たな暗殺教室の教室としての側面が切り取られた作品である。

 「殺せんせーQ!」はRPGになった暗殺教室。ギャグ要素強めというかギャグ作品として生まれたスピンオフ作品ではあるけれどこの為だけのアニメ化かなと思っていたら、TVシリーズ化決定しちゃいましたね。単行本を読んだ時点でアニメ化や琉花も的な予感はそれなりにしたがまさかTVシリーズにまで昇格することになろうとは。
 今回の映画部分での映像化シーンはカルマ編。これは本編に合わせた形になるのかもしれない。序盤の殺センセイーの名づけとはバッサリいってしまっていたし。
 やはりアニメとするとテンポというところや笑わせ方に対する違いとかあるからか?原作の強みを失っているような感じはしたからなぁ。さすがに長編1本分のシリーズをやるというわけではないとは思うけれどもインパクトと設定の良さをどのように生かしていくのかシリーズ化によってどれほど違いが出てくるのか…。相手が弱いと真顔になるキノコはくぬどん化ではなくてキノコのままがよかったな…。

 さて本編は原作最終話で描かれたプチ同窓会の前日のお話。偶然出会ったカルマと渚が本編の1年間を振り返る形で構成されている。松井先生原案部分でもあるのでカルマと渚という対をなす主人公的な2人が本編を2人の中の視点から語っていくというのは2人の卒業後の会話はなかったからこそ良い意味で新たな掘り下げになっている。

 さすがに主役の2人視点からといっても2クール×2ノ4クール1年間の物語を編集するわけだからバッサリ356日間から330日分ぐらいの時間が抜け落ちる形となっている。中心的に語られるのはカルマが休学から復帰してくるところ渚の進路相談における母親との対決、カルマと渚の出会い、カエデの正体とそれに関わる殺先生の過去をあっさりと、殺先生の暗殺教室を暗殺するか生かすかのクラス間戦争、そして殺先生との別れの最後の1日というよりは最後の1時間。このカルマと渚の視点から物語が振り返られる構成となっている。
 それゆえに担当回はそれぞれあったけれどもほぼラストシーンくらいしか喋っていないクラスメイトもいるという恐ろしい暗殺教室が成り立っている作品でもあるところ。

 最後の点呼のシーンはそれこそTVシリーズよりも長めの尺に変更されているように感じられたところ。TVシリーズでは割合あっさりと締めくくった印象がある最後の一撃のシーンがより際立つ者へとなっていたと個人的には感じられるところではあるかな?暗殺者とターゲットがTVシリーズ的な総括点として存在するのであれば、劇場版はそれこそ先生と生徒という総括点として作り上げられていたように感じられるところではある。だから前者というよりは後者のほうが全体的なポイントとして押し出されていたように感じられるところではある。

 渚とカルマという不安定な存在目標と目的を見つけられずにいた2人から振り返る。2人だからこそターゲットと暗殺者という側面というだけではなくて先生と生徒という側面をより強く押し出すことが出来たのだと感じるところではあるかなと思う。2人が全体を通して殺先生との接触も相談も関わりあいもより2人が多かった印象がありますしね。

 7年後の大掃除の前に2人がなにをしていたのか2人だからこそ流れる特別な時間と過去。2人だからこそ切り取れる「暗殺教室」それが押し出された総集編だったかなと感じるところではある。これで7年後の大掃除を合わせて暗殺教室の本当の完結を迎えたと言えるのかもしれない作品ではあったと思う。
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