うたわれるもの 二人の白皇 感想!

うたわれるものたちへの賛歌

うたわれるものシリーズ最終章

 ということで偽りの仮面から1年たちようにお目見えすることになった「うたわれるもの 二人の白皇」メインストーリークリアしました。前作偽りの仮面よりもボリュームアップしたことによってクリアにより時間が掛かってしまった。がクリア時間は約32時間ほどでエピローグまで到達。 文字通りうたわれるもの3部作の最終章であり「散りゆく者への子守唄」「偽りの仮面」この2つを総べて包括した本当のラストが描かれる作品となっている。

 初代のトゥスクル勢も2代目のヤマト勢もオールメンバーで登場する最初で最後の機会であると思うしシリーズのラストを飾るという形としてはこれ以上ないものがメンバーが揃った作品となっているように思えるところ。 散りゆく者への子守唄メンバーがプレアブルじゃないのは少し残念ではあるけれども、どう考えてもパロメーター振り切っているだろレベルの戦闘を見せてくれるので集大成的なものを感じることは出来た。 ヤマト勢も見せ場が多かったし新キャラクターや偽りの仮面を生き残った人物たちも続々と出てくるし戦うことになるしすべてに片を付けるという意味ではほんといろいろなものが詰まった作品だったと思う。

 アンジュ毒殺未遂・帝暗殺事件の首謀者、クオンの中に眠るもの、オシュトルとなったハクの運命、等々前作で大きな謎として残ったものがほぼすべて回収される。ラストシーンはそれこそ初代を意識した終わり方をしているけれども思った以上に綺麗でそして希望のある終わり方をしていたように感じるところだ。 
 正直なところクオンとハクは偽りの仮面の記事でも書いたように悲恋で終わってしまうのではないのだろうかと思っていただけにそうならなかったことへの安心感もあるし鈍感なハクがクオンに対しての思いを出した気付いたってのもより2人はこれから先再会するんだという希望がより明確に持てたように感じるところだ。

 そしてハクハーレムが遂に完成。パーティメンバーどころかルルティエの姉であるシスまで落とし込んでいる始末だし本人意識していないけれども戻ってきたら戻ってきたで恐ろしいことになりそうな予感がするがハクオロさんが上手くやっていたのでハクも見習わなければならないかもしれない。心情的にネコネは兄様感情だと思うし本当にそういった描写がなかったのはフミルィルくらい?でもハクにとってみればクオン一体だろうし、その行為の感情が表に皆出ていることによってヒロインたちのそれぞれの心情が表に出ていたのはよかったと思う。 クオンVSウルサラの戦いはお互い分かっているだけに一番心が吐露されていたと感じる。ウルサラのガッツポーズなんて一緒に一度しかない機会だろうし。

 さてサブタイトル「二人の白皇」とは誰と誰のことを射しているのだろう?これは終盤になるまでピンと来なかったところではあるのだがラストバトルを迎えるにあたってようやくさまざまな意味合いが込められることが見えてきたところだったりする。
  一番はやはりハクとハクオロの事だろうと考えるしそれはサブタイトル明かしたときから皆考える一手として意識されているだろうな。物語り的にはハクオロさんの取った行動とハクがとった行動は似ている訳だし。
 だがそれ以上に終盤で出てきたのはクオン自身が2人の白皇を兼ねている可能性だ。普通のトゥスクル皇女としてのクオンとウィツァルネミテアとしてのクオン人として生きることを選ぶかそれとも神を取るのか2人の道を見ているのが今のクオンとしての「二人の白皇」であると感じた。
 そしてトゥスクルの皇女としてのクオンとヤマトの皇女たるアンジュ。この二人の王を指して「二人の白皇」としているというところだ。国と国として皇女と皇女として争った二人の天子が王として二つの国の友好を結ぶ。その瞬間に二人の白皇は成ったのだとも感じたところではある。
 正直オシュトル(ハク)とウォシスを指しているとも考えられなくはないわけではあってこの「二人の白皇」というサブタイトルの指すもの指している人物は様々な意味を包括しているように感じられるところだ。

 本作は「人として生きること」を選ぶのか「人ではない何か(神・皇・化物・自分ではない誰か)として生きること」を選ぶのか選択の作品だったように思う。クオンがウィツァルネミテアとして力を駆使するのかそそれともクオンとして仲間の元にいることを選ぶのかというところにもハクがハクとして生きるのかオシュトルとして生きるのかというところにも今の人間として生きるのか人類の後継として大いなる父として生きるのかというところにもパッケージにもそれは出ていたように感じるところではあったと思う。神との対峙はまさにその最終選択ともいえると思う。

 オシュトル秘蔵の攻撃によって岩を手刀で割らなければいけなくなったハクだったりその後の足技によって死に掛けるハクだったり、アンジュの訓練によって鉄塊の大剣によって真っ二つになりかけるハクだったり(あれ?こうして書くと割合ハク死にかけまくっているような…?)やっぱりヒロシだったりと言った笑えるシーンも多かったし胸を熱くするシーンもいっぱいあった不安定な神様や夢想歌が挿入歌になるだなんて思ってもいなかったから胸が熱くなった。

 偽りの仮面からのメンバーにはそれぞれにちゃんとした見せ場があってFDが合ったらそれこそFDの方に入れられていたかもしれない話も展開されていると思う。ヤクトワルトがゲンジマルを師匠筋にしていたのは懐かしさを感じさせられたしシノノンの秘密も明らかになったり、アトゥイも婚約者がルルティエもシス達家族が出ることによって己のうちに抱くものが出てきたように感じるしより深い掘り下げが個人個人になされたように感じられるところだ。 このあたりはクオンやフミルィルにもあったし偽りでは出来なかったことを入れ込んだという形になるかな?

 ライコウやミカさん、マロロと言った敵対することになった人物描写もちゃんと込められていたし、正直マロロは味方になってほしかったんだが…。やっぱりすげぇんだミカは。 ヴライさんはやっぱり生きていたけれどもそれ以上にモズヌが生きて登場して来たことに驚いたわ。最終的に展開なさちゃっているしどちらかといえばモズヌさん的にはこちらの方がよかったかもしれないけれども。

 公務からアンジュやクオンやオボロが逃げていたりみんなカポカポしまくりだった気もしないでもないわけではあるがシリアスというよりもこの日常における塩梅は上手く効いていたように感じられるところではあったように思う。

 書き殴り続けたらきりが無くなりそうだけれどもうたわれるものシリーズとして十分な落としどころをやったと思う。10年以上続いたシリーズとなったが10年の歳月は決して流され続けただけではないと思う。 後日談のエピソ-ドをさらに膨らませた話だったりトゥスクル勢の日常や戦闘だったりを楽しめる外伝やトゥスクルばあちゃんの時代や帝が仮面を作ったころの話とかは展開されていくだろうし見てみたいと思う。二人の白皇もアニメ化展開してほしいししうたわれワールド自体は続くだろう。 だがハクやハクオロの物語はここまでである。その寂しさよりも未来の希望が晴やかな気分が先に出てくる作品に仕上がっていたのは間違いないと思う。 まさに大団円だった作品だったと思う。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

メテオ

Author:メテオ

検索フォーム
最新記事
カテゴリ
カウンターその1
月別アーカイブ
RSSリンクの表示