劇場版 弱虫ペダル SPARE BIKE 感想!

それは未来へと続く道

公式スピンオフ作品のアニメ化

 ということで「劇場版 弱虫ペダル SPARE BIKE」見に行ってきました。原作者の渡辺先生自ら手掛けるスピンオフ作品のアニメ化ということもありつつ3期への序章としての位置づけもありつつ、しかしながらこの作品までアニメ化されるとは思っていなかったというところではあるのですが、人気キャラクターの3年生ズは3期シリーズでは卒業しているということもあってのファンサービスとしてのこの作品のアニメ化ということもありそうだ。

 この作品は3年生たちがまだピカピカの1年生だったことを描き出す公式スピンオフ作品。その中でも今回は巻島裕介と東堂尽八の2人のエピソードと幕間として荒北靖友のエピソードがアニメ化されている。 裕介は前篇後篇の2本仕立てであり尽八は1本構成、靖友は3回に分けて挿入される形が取られている。

 アニメ化の意味合いとしては新チームによる3期シリーズの前の序章としての意味とやはり3年生が抜けてしまって彼らの活躍を描く場がないので3期シリーズ前に描くという意味合いが強いように感じる。個人的には後者の方がより強めに出ているかなとは感じたところではあるのだが。アニメ的にも各学校的にも3年生が抜けるというのは大きな意味合いを持っていると改めて感じさせるところではある。

 靖友エピソードは彼が不良だったころの話。唯一自転車に関係ない展開を見せているのが彼のエピソードではある。ネコと不良の奈緒の相性の良さを感じさせるエピソードが出来るのも彼だからではあるのだろうなとここから本編に描かれたようなエピソ-ドを見ていくことが出来るかどうかは不透明だけれどもバライティに富んだ話をこれからも展開させてくれそうだ。

 尽八エピソードは中学2年生の時の自転車レースとの彼の出会いが描かれている。明かされてはいなかったけれども尽八の友人である修作が今何をやっているのかというのは気になるところではあったり・・・。影で尽八を支えているのか別の学校でライバルとして活動しているのかどっちなんだろうか。修作=自転車屋の息子だから前者の可能性の方がこの作品的に確立高そうだけれども…。パートⅡが合って明かされると思ったからスルーされるとは意外なところではあった。

 ライバルがいて成長する。まさに修作や裕介がいたからこそ尽八はここまでのし上がってくることが出来たのだろうというエピs-ドだった。自分のかっこよさという意味での始まりかもしれないがそこから自転車に魂を引き付けられたことはそこに自分の魅力を出すことに気づけたからでもあるように思う。

 話数的に一番優遇されていた裕介エピソード。彼の独特のダンシング走法にまつわる話が展開されている。独特のダンシング走法だからこその悩み。そこに吹っ切るまでには様々な紆余曲折があってある種今回の劇場版は彼が主役という意味合いが強い作品でもあったように思う。悩みながらも自分らしく走ることへの執念を見つけ出しいい意味で彼らしさを見つける。この挫折というか壁にぶち当たらなければ今の裕介は存在しなかっただろうし、坂道に憧れられる彼はいなかったかもしれない。周りに助けられつつも自分自身で最後の一手を掴んでいく、弟子も師匠もよく似ているように感じるところだ。

 エンディングやキービジュルアルには登場しているのに本作では登場もしなかった3年組のメンバーもいるのでこの作品としてのシリーズ化されることになるのだろうか?やるとするならば定期的に名劇場上映作品としてという形にはなりそうではあるが。 
 まさにエンジンを温めるための作品だったように感じられるところ。レースシーンも尺の都合上少ないのだけれどもその分心の描写は増えて今まで見て取れなかったものが描き出されている作品ではあったと思う。 ファンの為の要素を抑えてきっちり的に向かって投げているそんな作品だった。
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