91Days 7話 「あわれな役者」 感想!

泥水を啜る

全ては最後の弾丸の為に

 アヴィリオがネロを懐柔し始める。それはネロの首を絞めているようで尚且つ自分自身の首を絞めているようにも感じられるところではある。その先に死しか待っていないとわかっていてもやめられない。堕ちていくことによってもはやアヴィリオはアンジェロ・ラグーザとしての心を無くしていくかのようだ。

 身内同士への殺し合い。それは復讐劇を彩るには最大の前菜でもあるのかもしれない。自分とほぼ同等の苦しみを与えるそれ以上の苦しみを与えて殺す。そのメインディッシュの味は今まで食べたどのような食罪よりも美味くとして愛おしい瞬間となるのだろうと。もはや無弱だった心を忘れた者はその味を本当の旨みとして感じ取ることが出来るのか分からないが。

 少しずつではあるがお膳立てが実り花を咲かせつつある。もはや完全に逃げられないところに追い詰めたその時が最大の食べごろなのかもしれない。誰かにすべてを知られたとしてもその花は咲き乱れるのだろうか?

 次回 「短いローソク」
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