映画 ルドルフとイッパイアッテナ 感想!

自分が自分であることの流儀

児童文学作品のアニメ化

 ということで「ルドルフとイッパイアッテナ」を見に行ってきました。原作は児童文学シリーズの作品であり4作がシリーズ作品として発行されている。本作はその中でも一冊目である「ルドルフとイッパイアッテナ」と2冊目である「ルドルフともだちひとりだち」を中心とした劇場版のアニメーション作品となっている。

 本作は3DCG作品となっており児童文学系の作品としては珍しく手書きではない作品になっている。 Sprite Animation Studiosという「パックワールド」などを手掛けた会社が中心となって制作していることも3Dになった一つの要因だろう。本籍地に限れば日米合作作品でもあるかな?血筋的に言えば日本製であるのは間違いないですが。

 コンテ等の基本方針・設計を湯山監督が、演出などの実作業を榊原監督が行っている。榊原監督は元スクェアの方でFFⅦ・ⅧもCGムービーディレクターで祭よの映画FFの共同監督でもありパックワールドの監督をやっていたこともあってCG作品の作るポテンシャルの高さは折り紙付き。パックワールドでもその手腕は発揮されていると思う。

 ネコたちの表情というのは自然に近いというかそこまでアニメーションとして派手に動かすという方向ではないものの、しっかりと喜怒哀楽の表現はされていたように感じられる。最小限度の動きで最大限の効果を発揮したというべきだろうか?ネコたちに対する感情移入は出来るだけしやすいように作られていたと思うところ。
 約90分ほどの中編作品ではあるけれどもその中で起承転結・作品が出したい要素も含めて綺麗にまとめられていたと感じるところだ。ネコたちの個性も成長も出していたかなと思う。

 この作品はルドルフの成長物語でありつつもいっぱいあってなの英雄譚でもあるように感じる。外に出てしまったことによってみしらぬ土地にやってきてしまったルドルフが野良として生きていくことを憶えて飼い主の元に戻る為に言葉を憶えて成長していく訳だし、いっぱいあってなも兄貴分として申し分ない活躍をするわけで、猫として野良として飼い猫として自分自身がやらなければならない2匹の猫の出会いが彼ら自身を強くしていく物語でもあったように感じるところ。

 たとえ自分自身の名前が変わろうとも自分自身は自分自身であるというのは人間にも通じるところがあるはずではあるし尚且つネコだからこそこの答えをすんなりと導き出すことが出来るとも感じるところ。ルドルフたちを人間に当てはめても物語の意味合いは通じると思うし、ネコだからこそより的確に物語の本質を込めることが出来たようにも感じられるところだ。

 児童文学系の作品としてしっかりとテーマとターゲットを定めて的確にメッセージを伝えた作品である思う。物語り的にもただただ悲しい結末になってしまうのではなくて救いを用意していたのもらしく感じるところではあると思う。

 まさに子供たちに向けた作品であってそれが見事に歯車としてまわっていた作品であると思う。
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