映画 キングスグレイブ ファイナルファンタジーXV -KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV- 感想!

王の盾と剣によって未来は守られる

もう一つのFFXV

 ということでファイナルファンタジーナンバリングシリーズの最新作である-XV -この作品の本編とは違う視点と物語で新たなる-XV -を描き出したフルCG作品である映画 「キングスグレイブ ファイナルファンタジーXV -KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV-」見に行ってきました。 スクエニのCG集団ヴィジュアルワークス制作による映像作品でありますので国内最高峰のCGアニメーション作品世界でも一角には躍り出ることが出来るくらいの映像作品となっています。

 対をなす幻想時代には本編に収められていたニフルハイムによるルシス侵攻。ヴァルサスから常に変化する世界によって15番目になった時にルシス侵攻編は無くなってしまったわけではありますが、映像作品として独立したのがこのキングスグレイブとなっています。過去のヴァルサス時代のPVにはノクト視点から見たこのルシス侵攻作戦(ノクトとステラの出会い)も描かれているので印象深い側面もあるように思う。

 本編ではノクト視点ではありますが本映像作品ではノクトの登場シーンはラスト部分しかなく、オリジナルキャラクターであるニックスからの視点とノクトパパたるレギス視点・15本編のヒロインであるルーナ視点この3人の視点から描き出された物語となっている。 又ヴァルサス時代のPVからノクトがもしもこの場に居たらどのような道筋をたどって脱出したのか?ということを推察することが出来るのとあの時点で知り得なかった情報を知る(15本編で知ることになるであろう情報とダスカ地方にいる時では知り得なかった情報を)ことが出来る作品となっている。(ノクトとステラはここで…なシーンもあるし)

 つまりはヴァルサスの面影を知りつつ15への架け橋となっている作品であるように感じる。この作品淡々としてはニックスの物語で完結しているし楽しむことが出来るし15本編への物語を持っていっている部分はあるので15への物語として楽しむことも出来る。3つの側面を持った作品であったように感じられる。

 アクション・戦闘シーンはさすがと言ったところだろうか?ちょっと暗めというか夜のシーンが多いのが残念なところではあるのだが…。明るいシーンでの戦闘もより見て見たかったところ。このあたりは本編に譲っているのかもしれないけれども…。 王と王族と王の力を借りた王の盾ついでに歴代王特権として剣による瞬間移動がアクションシーンの要となっている。瞬間移動は瞬間移動なのでカメラが追っついてないようなシーンもいくつか存在するから、一瞬何やっているのかわかりずらいシーンはあるかなぁ。あくまで力を借りているという設定上そこまでド派手な魔法や戦闘シーンが大量にあるというよりも肉弾戦に重きを置きつつ魔法を使うといった形にはなっているかな? それこそFF的に基本的な戦いをやっている感じ。(そういえば回復魔法使ってなかったなぁ)

 モンスター陣はオルトロス(タコ)さんっぽいのからダイヤウェポン(この場合オメガウェポン?)っぽいのからオリジナルモンスターまで多種登場している。モンスター造形はそれこそ長い技術蓄積があるからこそのシーンを多く見ることが出来るように感じるところ。大型のモンスターとあまり戦う機会がなかったのは残念ではあったかな。

 一番デカイのは魔改造ウェポンではあるけれどもそれ以上にインパクトある登場をするのはやはりニックスの力にこたえて歴代の王たちによって動かされた石像軍だろうなぁ。意識的にはナイツオブラウンドを髣髴とさせるように感じる。全体的なストーリーラインやモンスター造形を見るとFF7以前を強く意識しているような作品ではあると思うので。どでかい図体で瞬間移動をするので迫力が段違いになっていると思う。本編で使えるかどうかは分からないけれども指輪のこともあるし召喚として使えないこともないのかもしれない。

 親と子の物語としてノクトに託されたものは多い。本編でも知ることになるであろうレギスの顛末はノクトがどう受け取ることになるのか気になるところ。(歴代PVでは襲撃時に行方不明とノクトたちが言っている訳だし)レギスが対をなす幻想時代によりも老いたのはヴィジュアル的に残念だったのだけれども(イドラも老いてたけど)その理由も明らかにされている。ということはノクトも…ということになるわけではあるが…。まあバリアを使わなければノクトもそこまでいかない感じではあるのかな?

 ルーナの現状を考えるとゲーム本編で再開するまで時間が掛かることになりそうだ。ルーナとの再会がどういった形になるのかも物語として本編と映画を繋ぐ大きなポイントになりそうだ。ルーナやルーナ兄こと+これが対をなす幻想かくんことレイヴスのこととかルーナ関係のことはほとんど本編にもちこちされているけれども基本的な情報が出てきただけでもルーナに対する感情というものは変わってくるように思う。

 ニックス視点で見ると物語の変動は大きいように感じられる。人間関係も大きく変わるし裏切りが横行する最中ニックスが守ろうとする物に対するアプローチはきっちり出来ていたように思う。ニックスにちゃんと感情移入をしやすいように作られていたかなと思うところだ。王の盾に対する寄り一層のアプローチは必要だったとは思う。言葉としての伏線はもっとあってもよかったかなと思うところではある。

 約1年の時間でこれだけのCG作品が作られるというのもすごいなと。1本の作品として15の為の作品とし、この作品の為の15として相互関係はしっかりとやれていたように感じるところだ。

 AAAタイトルのメディアミックスとしてFF15は新たなる転換点の扉を開いたように感じる作品だった。
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