映画  牙狼〈GARO〉 -DIVINE FLAME- 感想!

騎士が紡いだ道

家族の親子の絆と記憶

ということでTVシリーズ「牙狼-GARO- -炎の刻印-」正統なる続編でありアニメシリーズの牙狼としては初の劇場版となる作品「牙狼〈GARO〉 -DIVINE FLAME-」見に行ってきました。牙狼シリーズとはアニメ版からのお付き合いではありますが、2作品とも付き合ってきたわけではありますしこの劇場版がどうなるのか、クリエイティブプロデューサーである丸山さんがどうしてもアニメにしたかったという作品の劇場版がどうなっているのか楽しみでもありました。

 TVシリーズのキャストスタッフが再集結した作られた今回の劇場版はTVシリーズ第一作目となる「牙狼-GARO- -炎の刻印-」のラストから4年後の世界を舞台としたまさに正統続編。黄金騎士ガロであるレオン・ルイスの物語いやヘルマンからレオンへレオンからロベルトへと紡がれる家族の物語、そして黄金騎士ガロを紡いできた者たちの集大成となっている作品であると思う。

 約80分ほどの物語の中で描き出されるのは、戦闘・戦闘また戦闘と休む暇なく戦闘シーンが続く。正直体感時間的に言えば戦闘していないシーンは10分もなかったんじゃないかなと感じるぐらいにずっと戦闘をしている作品。そんなに戦闘をしていたら途中でへばってくるんじゃないかなと感じるかもしれないがまさしく一切の無駄がない戦闘シーンが繰り広げられるから魅せる戦闘シーンをずっと繰り出していると感じられるほどに迫力・動きを兼ね備えた戦闘シーンが続く印象的な作品だった。
 普段はGCで描き出される黄金騎士ではあるが、手書きで描き出されるシーンも印象的に使われているし、負荷の高い馬上戦闘シーンもこれでもかというくらいに使われる。 これが「魅せプレイか」と思うくらいにずっと戦闘がづついていても気にならない作りにはなっていると思う。
 実際合切PVで流れて個人的にはラストあたりに出てくると思っていた「いくぞ!親父」のシーンが終盤ではなく序盤だったというくらいには濃密に設計された作品になっていると感じる。

 牙狼シリーズ集大成というよりかこの牙狼-GARO- -炎の刻印-から続いた物語の集大成であると思う。歴代黄金騎士たちが紡いだ物語が、魔戒騎士たちの物語がそしてレオンが紡ぎ出した物語が集約される作品となっている。レオン・ヘルマン親子の物語がここに実を結んだというべきでもあろうか? 作品の最初から一貫して描き出されてきた物語が綺麗に押し出して実を結んでいると感じる。 その中心点はぶれることなく真っ直ぐに天と地を支え貫いていたと言ってもいいだろうと。

 基本戦闘の連続ではあるがその合間合間にギャグの担い手ヘルマンによるギャグシーンも挿入される。これは戦闘合間の骨休めという生かし方をされているように感じる。合間合間に本筋のジャマにならない様に上手く設置されていたからいい感じに作品にゆとりをもたらすことに成功していたと思う。

 ダリオとサラの物語派裏を返せばレオンとヘルマンの物語である。だからこそ表裏一体の物語の中に2つの答えを見せて魔界騎士としての結末と家族としての結末を描き出すことができていたように感じるところ。黄金騎士としての物語、人間としての物語牙狼だからこそ描き出せたようにも感じる。

 魔戒騎士たちがなぜ戦い、何を守るのか?という個々の問題であるところも上手く出して集約していると思うし、親子のストーリーはTVシリーズを見ていなくとも楽しめるようには作られていたかなと。もちろんTVシリーズを見ているとより楽しめることには間違いないのではあるが。 前述の戦う意味はそれこそ本作のオリジナルキャラクターとの問題と上手く絡めていたと思うしそれによって親子の物語、護るもの(魔戒騎士)の戦いの意味が上手くマッチしていたと感じる作品だった。

 魔戒騎士としての物語や家族の物語としてはより楽しむためにはTVシリーズ必須の所は否めないわけではあるが、それでもこの劇場版にはそれを補うだけの力のある作品に仕上がっていたと思う。
 まさにありとあらゆる力が終結した作品ことがこの作品なのではないのだろうかと思う。

 作品名は神の業火ではあるが、それこそ黄金騎士たちが紡いできた道を照らした炎であり記憶。紡ぎ出してきた絆や思い出が次代に新たな炎として引き継がれていく物語という意味も含まれているかなと感じた。

 短い上映時間の中で余すことなく詰め込まれ昇華された作品であることは間違いないだろう。
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