映画 GARMWARS ガルム・ウォーズ 感想!

神と信奉者

実写+CG作品

 ということで押井監督作品であるアニメではない実写とCGの融合作「GARMWARS ガルム・ウォーズ」見に行ってきました。この作品はアニメではなくかといって「THE NEXT GENERATION パトレイバー」の様に実写でもない実写とCGを融合して作られたハイファンタジー作品となっている。また日本語版には鈴木敏夫と虚淵玄両氏が日本語版スタッフとして参加することによって北米版とは設定等の違いが生まれている「らしい」。

 基本的に人物の実が実写で背景や戦艦や巨人などはCGで作られている。もちろんセット撮影された部分も存在するしそのCGで作られた部分とセット撮影部分・屋外撮影部分の違いというのは比較的に分かりやすくなっているように感じられるところ。これはCGの技術的なところも存在するからこそ違いが分かる部分もあるのだろうなと感じる。 この作品のプロジェクトが凍結されることなく00年に公開されていたらまた技術的なところも違ってくるだろうからこのあたりについては違った印象を持つことになっていただろうとは思う。

 CGを使っているシーンは基本的に薄暗くはないわけではありますが砂埃や森林を使ってCG感を消しているのは必要以上に画面を暗くさせることがなくてよかったと思う。まだまだアニメーションや実写で使う場合に現実感を持たせるため暗くすることは大いにあるのだけれどもそれを感じさせないための措置としては上手く頭の中に入りやすい手法になっていたかなと思う。

 独自の進化を遂げた戦闘艦や戦車・戦闘機のディテールは個人的に好みに近いかな。もう少し空中戦艦がスリムだと一番うれしくあるところではあるのだがここら辺は完全な好みではあると思う。 彼らの活躍については前半に集中しているのも特徴的である全体の物語から個への物語への移行という意味合いも含まれているのだろう。

 ストーリーとしては惑星アンヌンで巻き起こる8部族の戦いとそれを想像した神であるダナンを巡る物語。惑星もそのものの物語が語られるというか8つの不足の誕生と今に至る戦いの物語そして未来に至る戦いの物語が描かれる形となっていて本作品は神ダナンとの戦いが始まるまでが描かれるつまりは長編の中の一小説が映像化された形になっている。

 数々の専門用語に加えて尚且つ描写的に不足させている形を取っているので最後までまで見てようやく世界構造が分かる形になっていると思う。傍から見れば世界の形が時間を掛けて語られると言ったほうがよいだろうか?この作品の登場登場人物たちであるガルムがクローンであることは語られてはいるが描写と言葉から察する形が取られているし語られることを理解し構築しなければ作品の全容が分からない形になっている。 描写・演出的にも不足させているところを感じさせる部分はあるし完全ではなく不完全な完全を見せて完全にするように言われているかのようではある。

 この世界はダナンこと人類に作られた壮大な実験場である。クローンのみしかも体の機能(子供時力の成長)を制限することによって自分たちの意のままに制御することができるようにして作られた8つの種族。 しかしながら8つの種族は個を手に入れ始めたことにより神への反発が始まった。それによって当初の目的を失敗させた人類はアンヌンから引き揚げて新たな実験場へと移った。それにより8つの種族のアンヌンを巡る戦いが始まった。戦いが記憶を薄れさせ種族が生まれた意味すら忘れ去られたころ主人公であるカラたちが生まれ出会いこの星の歴史を探ることになる。しかしながら人類にとって歴史を知られることは再び人類への反逆が始まることへの繋がりと考えていた人類は記憶が復活(探られた時)するときにアンヌンの生命そのものを滅ぼす巨人たちを残していた。それを退けたガルムたちは神との戦争を長きにわたる新たな戦いを開始する。

 上記したこれがこの作品で語られる世界設定だと思う。結局クローンとしても人としても戦いをやめることは出来ずその歴史も戦いに彩られていること。人類とガルムの間に何があって人類=神が新たな地へと移行することになったのか分からないけれどもダナンは嫉妬の神であるとのことなので彼らが自分たちの想定以上の力(個と名前)を手に入れ始めたことに対して「嫉妬」したのだろう。

 この作品は最初こそ全体的なものが描き出されるがカラやウィドたちが出会ったことによって個の物語へと変貌を遂げる。集団では対立しあっていても個では協力することができる。また個の行動が集団が動かしていく。それによって歴史が作られていく作品でもあったと感じるところ。

 過去の物語や語られた後の未来の物語が詳細に決まっていうのであればどういった形であれ触れてみたいなとは思う。まだ出し切っていない部分なんて山ほどあるだろうし。まさにクローン戦争スターウォーズのEPの一つが公開されたという感じの作品だったのは間違いないと思う。
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