特別先行版 甲鉄城のカバネリ 序章 感想!

それは生き抜く屍

先行版甲鉄城のカバネリ

 ということでなんとか初日に劇場先行公開された「甲鉄城のカバネリ」を見に行ってきました。劇場先行公開というのはノイタミナ作品としては異例でありこの作品がノイタミナオリジナル作品の今後を左右する作品として試金石になっているのは間違いないと思う。チーム進撃の巨人というかIG6課時代のギルティクラウンチームがほぼ再集結してのオリジナルアニメ。このチームのクオリティはいわずもがなまさに美樹本さんの画集がそのまま動いている領域まで達しているように感じられたところ。

 上映時間は約65分ほどで内容としては1話から3話までとなっている。個人的には2話分だと思っていただけに3話まで取り入れて序章としているのには驚いた。OPとEDはそれぞれ一回づつ挿入されている。がそれでも3話分ともなるとギリギリではあるので2~3話あたりはTVサイズと比べるとカットされている部分もあるかなと感じるところではある。

 3話分纏められているだけに濃密な65分だったと思う。「序章」と付いているだけにまだまだ見えてこない部分はあるわけだけれども物語ととしての惹きつける力は十分に感じられたし一気見したいと思う、思わせてくれる作品だったと感じる。序章はそれこそいいところで切れてしまうわけでもあるし。謎や展開を考えるとそれこそ1クールじゃどう考えても収まらねぇという印象になる部分は強いわけだがそこをどうやって決着をつけるのか手腕の見せ所見どころだと個人的には感じる。

 第一弾PVからするとそれこそ進撃の巨人要素が感じられたけれども本編を見るとまったくそんなものを感じない仕様となっていると思う。まだ序章の段階ではアクションシーンは少ないけれどもこれから今までの荒木監督の作品を踏まえてのアクションシーンを見ることができるのか楽しみである。 この作品は女が強いということもあってその強みをどう生かしていくのだろうか?

 無名や菖蒲のシーンはほんとそのまま画集として出してもよさそうな感じではあるんだよなぁ。メイクアックというキャラクターに化粧をする役職がこの作品にはあるそうだが画集の色合いというかそういった色合いを密に出しているように感じられるところだ。まさに化粧をしているような感じ対して男たちは少し日焼けをしているような感じで描かれているのですごい対照的に女性キャラクターと男性キャラクターは印象として映るように感じられるところ。

 和風スチームパンクでありアクションものであり終末的世界でありこれでもかというくらいに要素は詰め込まれているけれどもごっちゃまぜになっているという印象は受けなかったかな。追いつめられた世界の中での人間の心の葛藤。3話までの物語としてはアクションやカバネによる終末で死んでいくのを待つだけではない人々の心の戦いが一番描かれていたと思う要素だ。

 無名や生駒はカバネに噛まれつつも人とつぃての心を持つ者カバネリであるから周りの人間から人間として受け入れられないという。半端ものであるからこその戦い。どんなにカバネを倒したところでその力は恐れられていくカバネリとして生きていくためには血も必要なわけで・・・。人間たちとどう共闘していくのか?本当に人間のままでいることができるのかいつか心を蝕まれてただのカバネになってしまうのではないのか?生駒たちの心の戦いはこの作品の肝の一つではあるのだろうと思う。

 又菖蒲や来栖といった普通の人間たちにもそれぞれ思惑があるわけだからこそ…人間たちが生駒や無名とどう接していくのかも一つのポイントではあるかな?信じられる者などいないと言っても過言ではないこの世界で彼らは人間としての意味を保つことができるのだろうか?菖蒲がこれから先壊れることになったら甲鉄城が崩壊したり民衆崩壊したり生駒が壊れたりしそうだ。

 カバネリになる条件は兎も角としてカバネは生駒によるとウィルス性の病で、血に反応して近づいてくる、めっちゃ走る、仲間意識や多少の探索能力がある。噛まれると遅くても3日以内にカバネ化する。不死のようだが甲鉄城に轢かれたり、心臓を破壊されると死ぬ。甲鉄城にアタックして自爆する奴もいるというゾンビのようなそうじゃないような感じではあるんだよな。物量重視なところがあるからこれからどう対抗してくるのかは気になるところ。

 まだまだ生駒や無名・菖蒲といった中心メンバー以外は掘り下げは行われてはいないけれどもこれからどう掘り下げていくのだろうか?やはり逞生は犠牲になってしまうのだろうか?無名は何やら目的があるようだし生き残ること以上の目的が生まれることにはなりそうな予感。

 ストーリー展開的にもキャラクター的にも演出的にもまだまだ見せ場はこれからといったところではあるけれどもこの演出を維持しつつ緊張感が常に漂う作品として最後までやっていってくれればいいなと思う所。3話までのポテンシャルを超えるものを見せてほしいなと思う。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

メテオ

Author:メテオ

検索フォーム
最新記事
カテゴリ
カウンターその1
月別アーカイブ
RSSリンクの表示