たまゆら~卒業写真~ 第四章  朝-あした- 感想!

別れと旅立ちの思い出

たまゆらシリーズ最終章

 OVAシリーズから始まったたまゆらシリーズも足かけ6年ついに卒業の時を迎えることになりました。第4章目は元々2月公開予定だったけれどもずれ込んで4月公開に。このずれ込みは時期を合わせていたこともあって少し残念ではあるのだがこうして無事にシリーズ完結することができただけでも十分ではあるのだと思う。 最終章ということもあってかほぼ全キャラクターが出演した形となっている。松来さんもクレジットされている。かねてからの登場人物にはセリフが割り当てされているので当初予定ではセリフがあったんだろうか?

 今回は楓の物語に帰結したように感じる。楓が自分のしたいことを見据えてそれに向かって動き出すお話。周りから見守れらつつ巣立っていくお話だったと感じるところだ。それにこの「卒業」には学校から卒業するだけの意味合いの卒業ではない新たな意味合いも含められていると感じる展開もあったと。 これを見てまたOVA1作品目を見返すと楓がより大人になったことを実感することができるのではないのだろうかと思う。

 目標は分かっていてもなかなか本腰…どこか籠っていた部分のある楓ではあるのだが今回その繭から抜け出せたように感じるところではある。そこからはなんだかつきものが取れたみたいな感じですーっと物語がいつも通りに展開されていったように感じるところ。正直最初は泣かせにかかるような感じで来るのかなと思ってたのだがけれども明るく終わる涙を見せることなく終わる卒業していくというのは意外なところではあった。

 次に続いていくという感じかなこれが終わりではあるけれども新しい始まりでもあるという印象ではある。だから悲しみよりも希望ややさしさにあふれる作品としてラストが締めくくられたように感じられるところだ。これからもたまゆらの世界は続いていくわけだしそこでは楽しさもあり悲しさもありつつ生きていく。それがこの世界に生まれた作品すべてで今も続いていることではある。

 楓の父の存在もより本作品では大きく出ていた。それこそ今まで父親の影を追っていた楓がそこからの脱却を図ったのが今章なのである。みんなと触れて愛をしていくうちにいつの間にかという形ではあるがそれこそが求められていたことでもあるのだと感じるところ。 父の替わり身代わりであるRollei 35Sが壊れたことはそれこそ楓雅父の影から脱却したことをそして見守っていた父がその役目を終えたことを意味している。

 今まで一緒に様々な景色を見てきたからこそかなしくはない別れ。カメラのことにしてもそうだけれども竹原から出ていくこともみんなと離れていくことも悲しい別れではない。それを踏まえた楓の成長がやはり一番出ていたように感じるところだ。それぞれがミラに向けて動き出した結実は描かれていないけれどもそれこそがこの作品にも必要な要素の一つであろうとおもう。

 6年間の集大成が詰まった作品であったと感じるところ。今真Dの感情をうまくまとめあげたというよりはこちらの感情もまとめ上げられたような感じだ。上手く物語を作り上げきっているからか感情移入というかすんなりと入ってくる。どちらかと言えば見る側は楓パパ視点で見ている感じにはなっているからこそそういった感情にになるのだろうか?
 まさしく朝-あした-というサブタイトルらしい作品だったと感じる。
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