コードギアス 亡国のアキト -最終章- 愛シキモノタチヘ 感想!

それは死という名の愛

ついに完結。

 「コードギアス GAIDEN 亡国のアキト」の企画発表から約7年、1章公開から4年とまさかこんなにも時間が掛かるなんて思ってもみなかった作品である「コードギアス 亡国のアキト」の最終章が遂に公開されたので見に行ってきました。いつもは同時配信だったけれども今回は同時配信はなしなんですよね。 
 本編よりも時間が掛かった作品にはなってしまった感があるがこうして無事に最終章まで見届けられたことは嬉しく思うし、赤羽監督が言っていたより本編が「少年漫画」的な作品だったのに対してこの「亡国のアキト」は実に「少女マンガ」的な作品であったと改めて感じるところではあった。

 本作品はブレイクブレイドと同じくして物語が進行していくと共に戦闘シーンが増えていくタイプの作品だったように思う。今回の比重としては7割近くが戦闘シーンだったかな。アキトとシンの戦い・ヴァイスボルフ城における防衛線がメインの戦闘として描かれている。物量としてはアキトシリーズ最大級なところがあるけれどもしっあk理と最大級の戦闘をみせることが出来ていたかなと思うこれだけの物量を手書きでやろうとするとまたかなりの時間を要することになったんじゃないかなと感じるところではある。

 物語としてOVAシリーズとはいえ決着をつけなければならないことも多いように感じられたけれども、最終的にシンとアキトの物語に絞ったように感じられる所だ。EU全体の物語だったり、ジュリアスとズザクの物語、誰のギアスがどのように作用しているのか等々はさらっと触れられた程度で終えられていると思う。 この本筋では大きく触れられなかったことは捨てられてしまったのかそれとも推察するまでの要素にとどめられたのか判断が微妙になるところではあるけれども。

 ギアス本編の1期・2期を繋ぐ物語の側面もあるからこそこういったメインの物語から外れたギアスの物語だったりEUの物語だったりはそこまで触れられなかったのかなと思う。 最後にロロが登場したのもこれがあったからこそであると感じたわけだし、アキトたちのラストもギアス本編のことを考えるとこうなることでなければならなかったようにも感じるところだ。 下手に残してしまうと大きな弊害が生まれてしまうわけでもありますし。

 シンとアキトの物語。これは2章目から大きく語られてきたことだからこその物語の決着でもある。シンとアキトの歪んだ愛情の物語。愛情の物語としては本編を意識しているのかなと思う。シンとアキトの関係は親子間の関係も含んで大きくも小さくもなっている。複雑なように見えて単純でもあるだからこそ歪であったと。 シンのギアスがアキトにシンが期待した効果がなかった本当の理由も明言されていない。からこそより複雑に見える。力を誰から貰ったのかという点もあるし。 シンのギアスがアキトに掛かって入るけれども真の効果を発揮しなかった「死ね」とならなかった理由が明確ではなく暈されている。 最後に言っていたがシンはアキトに生きろと。歪んでいるからこそシンの心は死の言葉とは別の意味を生み出したのではないのだろうか?その頃は暴走もしていなかった訳だし。

 レイラの持つギアスについても真の意味合いは推察するしか真相は残されていない。共鳴の力を持っているのかなと思ったけれどもそれも確実視されるものではないわけではあるしレイラが一体どういった力を持っていたのかその力をレイラはしっかりとした意図をもって使っていたのか。もしかしたら時空の管理者と出会えるだけの力だったのかもしれない・・。 
 時空の管理者がなぜレイラの可能性に興味を持ったのかというところについては謎が多いけれどもこのあたりは補完を待つほかないのかもしれない。

 歪んだ愛の物語であるからこそシンのラストは決定づけられたのかも。死することによって永遠の愛を手に入れたジャンヌとシン。シンとアキトの両親は歪んだ愛を生んだからこそそれに対する当てつけとも思える。死することによって変化のない愛。ジャンヌとシンは死まで愛を取ることはなかった訳ではあるが、対してアキトとレイラは生きることによって新しい愛を育まれる愛を手に入れ始めるというのも対比として作られているように感じるところだ。

 ラストは大団円というわけではないけれどもまさか3章目のばーちゃんたちが再び登場するとは思っていなかったな。それこそこれが伏線扱いになるとは。アシュラ隊まで含めて大きな家族となって旅をする。家族に恵まれなかった物語、家族愛から離れたもの同士の物語だからこそ疑似的な家族になってそこにそれを求める形としてはありなんかも。
 アキトとレイラの関係進展で終わったりとシンのラストを含めて少女マンガチックを強く感じたところでもあったと思う。

 物語の最終章。時間のかかってしまったシリーズではある。ラストだけを見るとかなり現実的ではなく理想的・幻想的なものへとなっていたと感じるところ。理想としての設計図はあったのに最終的に完成したらその設計図通りではなかったかのような完成しているけれども別の想定外の力も働く効果を得た作品だったと感じるところだ。もう少し明確は言葉が欲しかったと感じる部分も多いのは少々残念ではあるが。言葉に関して言えば抽象的なものをより強く出したからでもあると感じるところではある。
 少女漫画的な理想を持ち少年漫画的な現実をいくそんな作品だったかなと感じる。
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